好きだけじゃダメ?!
しまった。
完全に流されてる


「美歩。俺をちゃんと見て?!」

急に切ない顔をする瑛士
なんだか胸が痛い

「俺は美歩をちゃんと見てるから」

そう言ってギュッと抱きしめる腕に力を入れた瑛士

もうダメだ・・・・

瑛士が愛しくて・・・

瑛士が好きで好きで・・・・

もう、この先幸せなんか無くても良いとさえ思ってしまうほど瑛士を手に入れたいとおもってしまった

いや違う。ずっと分かってた。

瑛士をもう認めてしまうしかない・・・・

好きってこの気持ちを・・・


「・・・瑛士?」

「何?」


「私は・・・瑛士を芸能人ではない瑛士を好きになっても良いの?」

私の精一杯だった

「芸能人瑛士のことは前からすっごく好きだったんだろ?」

「うん。」

「だったらこれからは岡田瑛士を好きになっても良いよ。」

そう言って笑った

瑛士って・・・・岡田っていうんだ・・・・
今更知った本名に少し笑えた


「好きだよ。岡田君。」

そう言って笑う私に

「瑛士でいい」

そう言ってキスを私に落とした




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