好きだけじゃダメ?!
「またか・・・・」
香織の電話から1週間
私はポストの前ではがきを握っている
外れたと思っていた当選はがきが住所変更の手続き完了というお知らせはがきと一緒に封筒の中に入っていて
当選はがきは前の住所のままで・・・
それが、私の当選の知らせだけ遅かったことの理由なんだと分かった
「・・・・どうしよう」
私がはがきを握ったまま突っ立っていると
「こんばんわ。どうかなさいました?」
突然の瑛士の声にビックリして振り返る
部屋の前でばったり会うことなんて無いから驚いて言葉も出無い状態の私
「風邪引きますよ。部屋に入った方がいいですよ」
そう爽やかな笑顔を残し、瑛士は瑛士の玄関から入っていく
二つ玄関があるって本当にこうやって周りから見るとただのお隣さんに見えるのだろう
いつスキャンダルを写真に撮られるかわからない
だから、出来る限りここではご近所さん風に接するのが瑛士が決めたことだ
だから、朝家を出る時間が重なっても
玄関前で「行ってきます」をお互い言って
玄関の外で「おはようございます」と挨拶する
最初はどもっていた私も今はそれには慣れた
でも、帰りに会うことは無くて焦ってしまった
玄関を開けて私が部屋に入ったときには瑛士は着替えを済ませてソファーに座っていて私を見ていた
「どうしたの?」
そ知らぬ顔で私に話しかける
いや、それが普通で私がじーっと瑛士を見てるのがおかしいわけで
そうなんだけど、手にははがきを持って私は瑛士を見つめてる
「どした?」
今度は瑛士は私からはがきを奪い聞く
「着たんだ知らせ」
普通にさらっと言う
「着たんだ。って・・・・着ちゃったよって感じなんだけど・・・」
私が言うと
「良かった。美歩も一緒なら楽しい」
なんて満面の笑みな瑛士に少しイラッとした
香織の電話から1週間
私はポストの前ではがきを握っている
外れたと思っていた当選はがきが住所変更の手続き完了というお知らせはがきと一緒に封筒の中に入っていて
当選はがきは前の住所のままで・・・
それが、私の当選の知らせだけ遅かったことの理由なんだと分かった
「・・・・どうしよう」
私がはがきを握ったまま突っ立っていると
「こんばんわ。どうかなさいました?」
突然の瑛士の声にビックリして振り返る
部屋の前でばったり会うことなんて無いから驚いて言葉も出無い状態の私
「風邪引きますよ。部屋に入った方がいいですよ」
そう爽やかな笑顔を残し、瑛士は瑛士の玄関から入っていく
二つ玄関があるって本当にこうやって周りから見るとただのお隣さんに見えるのだろう
いつスキャンダルを写真に撮られるかわからない
だから、出来る限りここではご近所さん風に接するのが瑛士が決めたことだ
だから、朝家を出る時間が重なっても
玄関前で「行ってきます」をお互い言って
玄関の外で「おはようございます」と挨拶する
最初はどもっていた私も今はそれには慣れた
でも、帰りに会うことは無くて焦ってしまった
玄関を開けて私が部屋に入ったときには瑛士は着替えを済ませてソファーに座っていて私を見ていた
「どうしたの?」
そ知らぬ顔で私に話しかける
いや、それが普通で私がじーっと瑛士を見てるのがおかしいわけで
そうなんだけど、手にははがきを持って私は瑛士を見つめてる
「どした?」
今度は瑛士は私からはがきを奪い聞く
「着たんだ知らせ」
普通にさらっと言う
「着たんだ。って・・・・着ちゃったよって感じなんだけど・・・」
私が言うと
「良かった。美歩も一緒なら楽しい」
なんて満面の笑みな瑛士に少しイラッとした