好きだけじゃダメ?!
「君が最後の子?」

バスの段差を登ると目の前には拓がいた

「はい。それが・・・」
顔を紅くして

「セロテープだらけで、みんなと違くて」

私の手のひらの中を見て

「ラッキーだね」

急に抱きしめられて、あまりにも急だったし益々顔を紅くした

その瞬間みんなの悲鳴で、瑛士が前の子と握手を済ませて私を見た
もの凄く睨まれた
でも、拓は瑛士とは全く違う香りがしたから安心というより不安て感じで私はただ拓に抱きしめられてそれをどうすることもできずにいた
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