朧月。
解剖
1ヶ月なんてあっという間。
情を移さない様にと初めは気をつけていたけど、そんなの無理だって分かってた。
『今日、か…』
「早かったね」
『本当に』
三人班制で、他の二人と合流してケージに向かう。
指で頭を撫でると彼は元気が有り余っていると言う感じで、どうにか箱からの脱走を図っているようだった。
…助けてあげられたら、どんなに良い事だろう。
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