光り

夏

「オイれい、グズグズすんなよぉー!!!」

と私を急がせるのは１番のライバル、諒。

って、

只今合宿のバスに乗り遅れそうな状態!!!

グズグズすんなとかとか言ってる諒が、

この遅刻の張本人!!!

「諒の言える事じゃねーだろ」

なんてわき腹を押さえながら正樹が言う。

言葉発しながら笑って走るなんて

何て奴だ!!!

大貴も密かに笑ってるし!!!

「お前ら遅刻すんなよ!!!」

先生私も一緒にしないでよぉー。。。

だいたい私の性じゃないってばっっっ

「すみませんでした、れいが腹痛で」

オイオイッッッ。

涼しげな顔して嘘付くなよ正樹!!!

「そうか」

先生納得しないでよ!!!

私はこの通り元気ですからっっっ。

遅刻の原因はこの馬鹿諒なんです。

って言っても納得してもらえないよなぁー・・・

３ヶ月も一緒に居ると、

諒は元気な子で先生受けのいい

ノリのいい奴。

正樹は優等生で

なんかいつも大人っぽい言葉で

物事をさっさと片付けちゃう。

大貴は腹黒い!!!

いつも大人しいから怒ったときが怖そう

って私は思っている。

そんで私はこの３人の仲で、

いつもいじられるガキンチョ!?

まぁー元々この生活を願っていたから

嫌な訳じゃない。

ただ、私の性にいつもなるから嫌なの!!!

しょうがないけど・・・

そんな事考えてたらいつの間にか空港!!!

「それじゃあ沖縄行きに乗り換えるぞ」