アイシテル【小さな初恋+゚】
3:急接近
それからの毎日は楽しかった。
そんなある日…。
「マナはスキな人いる?」
アタシはマナに聞いた。
ごく普通の恋話。
暇さえあればスキな人の話で盛り上がっている。
「え…なんで~?」
マナが聞き返してきた。
「何でって…なんとなく!
恋話しようよ~★」
「…いないよ~愛琉は?」
「アタシはいるよ★」
「誰~?!」
マナとは今まで恋について
全く話したことがなかった。
だから、話したいと思った。
「アタシは…新クンだよ★」
アタシは照れながらも笑顔で答えた。
「そうなんだ…!告りなよ~!」
「ムリだって~」
マナには好きな人がいない。
アタシはそう思ってた。