アイシテル【小さな初恋+゚】
親友とも好きな人とも違うクラス。
そんな最悪な始まりだったが
これから始まる新しい生活に
胸がドキドキだった。
制服や部活、初めてばかりの毎日。
そんな忙しい日々の中で
アタシは精一杯だった。
恋だの友達だの、あの頃は
大切なモノの大きさを忘れていた。
気付いた時にはもう遅かった。
里衣との間には大きな壁ができていた。
違うクラスということも
あったが、里衣には別な友達ができて
アタシは1人ぼっちになっていた。
一緒に居ても話かけられない
ばいばいと言われ帰られて…
今まで一緒だったのが嘘みたいだった。
イジメというよりも仲間はずれ
そんな感じだった。