はなと不良クン


「お、お、落ち着いてますけどーっ!!!!!」


そう言い張った校長だけど思いっきりどもってるし、何故か手に持っているスコップをわたしの顔に擦り付けてきた。


「ちょっ、全然落ち着けてないじゃないですかっ!!顔にスコップ擦り付けるの止めて下さい!!」


「あ、タオルかと思った。」


「どんなボケ!?」


どんだけ錯乱しちゃってんの、校長っ!!!!


「んじゃあ、これはー?」


「それはじょうろ!!校長わざとでしょ!!」























「あ、あったよー。葉菜ちゃーん!!」


「…もうほとんど乾いちゃってますけど…。」


結局校長がタオルを見つけたのはずぶ濡れになってから1時間後で、お日様が暖かい今日の天気じゃ髪の毛はほとんど乾いちゃったと言うオチになった。



< 10 / 24 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop