はなと不良クン


バシャンッ



「………うぇあっ!?」





花井くんの笑顔をボーっと見とれていたら、わたしが持ってたじょうろから大量の水がこぼれた。







…やばい!!!!!見つけられたら殺される…!!!!!








そう思ったわたしはそのまま凄いスピードで逃げた。





花井くんが水の音に全く気付いてないことも知らずに逃げた。







花壇の様子を見に来ていた校長にぶつかって、じょうろに残ってた残りの水がもろ自分に掛かるまでわたしは走り続けていた。














「ちょっ、葉菜ちゃん!!!」


「うへあ~?」














走り止まっても、心臓はまだけたたましく鳴り響いていたけどー…




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