夕暮れ行進曲
 きっと立花がここにいたらUFOでも探すんだろう。その姿が目に浮かぶ。

 俺はUFOに愛を誓うなんて器用な真似はできないが、もし立花がOKしてくれたらこの場所に二人で来たい。
そしたらUFOでもなんでも見つけるまで探してやる。

 空が一瞬光った。俺はすぐさま立ち上がって目を凝らした。

 虹色の長さ3センチぐらいの光が空き地の中央の西から東の方角へ落ちるように飛んだ。
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