旅立ちの日〔実話〕
この人間とコンピューターとの壮絶な闘いの様子はこのようなものであった。(事故調がまとめた最終報告書より)
台北を離陸後、自動操縦(AP・オートパイロット)で飛んできた同機は午後8時11分過ぎ、荘副操士により手動操縦に切り替えられた。同12分23秒、高度700メートル、時速約320キロで無線標識(アウターマーカー)を通過後、同13分39秒、名古屋タワーが着陸を許可。計器着陸装置(ILS)を使って正常な進入が続いていた同14分05秒、荘副操縦士が何かの拍子にゴーレバーを作動させてしまった。同機は着陸やり直し態勢(ゴーアラウンドモード)となりエンジン推力が増加し、機体は水平飛行状態となる。
台北を離陸後、自動操縦(AP・オートパイロット)で飛んできた同機は午後8時11分過ぎ、荘副操士により手動操縦に切り替えられた。同12分23秒、高度700メートル、時速約320キロで無線標識(アウターマーカー)を通過後、同13分39秒、名古屋タワーが着陸を許可。計器着陸装置(ILS)を使って正常な進入が続いていた同14分05秒、荘副操縦士が何かの拍子にゴーレバーを作動させてしまった。同機は着陸やり直し態勢(ゴーアラウンドモード)となりエンジン推力が増加し、機体は水平飛行状態となる。