つま先立ちの恋
「ね、フー。私、来年から高校生になるの。てゆーか、今年の4月から」
私がご機嫌の顔して話しかけると、フーは知らない顔したままスーツの襟を正していた。
その仕種とか、その指も好き。同じ歳の男の子なんて目じゃないくらいカッコイイし、お父さんなんかとは比べ物にならないくらいカッコイイ。
「新しい制服、今度はブレザーなの。可愛いよ。フー、見たいでしょ?」
ぴょん、と飛び跳ねるようにして一歩。フーに近付く。フーってばそっけない顔して時計なんて眺めちゃってる。
これはもしかして、もしかすると…
「フー、照れてる?」
「誰がだ。」
う~、睨まれちゃった。
本当に本当に照れ屋さんなんだもん。可愛い。
私がご機嫌の顔して話しかけると、フーは知らない顔したままスーツの襟を正していた。
その仕種とか、その指も好き。同じ歳の男の子なんて目じゃないくらいカッコイイし、お父さんなんかとは比べ物にならないくらいカッコイイ。
「新しい制服、今度はブレザーなの。可愛いよ。フー、見たいでしょ?」
ぴょん、と飛び跳ねるようにして一歩。フーに近付く。フーってばそっけない顔して時計なんて眺めちゃってる。
これはもしかして、もしかすると…
「フー、照れてる?」
「誰がだ。」
う~、睨まれちゃった。
本当に本当に照れ屋さんなんだもん。可愛い。