つま先立ちの恋
私たちはお弁当を持って中庭に移動した。移動した時間が遅かったせいもあって、中庭はもう満員御礼。職員室に近い場所しか空いてなかった。
そこに葵ちゃんの用意してくれたアンパンマンのレジャーシートを広げる。
お弁当を食べながら私は、ぽつりぽつりと話し始めたんだ。
「夏休みに和泉に花火に行こうって誘われて。だけど、断ったの。だって、どうしたらいいのかわからなかったから…
他に誰か一緒なのって聞いたら、私たち二人だけだって言うし」
「デートだ、、、和泉君、やるなぁ」
『彼にしては勝負に出たわけだね』
葵ちゃんとパペちゃんが目をキラキラさせながら話の先を促す。
「だけどさ、やっぱり変だよ。今までずっと友だちだったのにさ。急に二人だけって…」
うぅ、、、フー以外の男の人のことで相談をする日がこようとは。まさか。この私が。
そこに葵ちゃんの用意してくれたアンパンマンのレジャーシートを広げる。
お弁当を食べながら私は、ぽつりぽつりと話し始めたんだ。
「夏休みに和泉に花火に行こうって誘われて。だけど、断ったの。だって、どうしたらいいのかわからなかったから…
他に誰か一緒なのって聞いたら、私たち二人だけだって言うし」
「デートだ、、、和泉君、やるなぁ」
『彼にしては勝負に出たわけだね』
葵ちゃんとパペちゃんが目をキラキラさせながら話の先を促す。
「だけどさ、やっぱり変だよ。今までずっと友だちだったのにさ。急に二人だけって…」
うぅ、、、フー以外の男の人のことで相談をする日がこようとは。まさか。この私が。