つま先立ちの恋
◆
「どうしたの、灯歌ちゃん?」
「ん~、ジャージがないんだよ」
お昼休み。お昼ご飯を食べ終えて次の体育の授業の準備の為、更衣室へ行こうとした時だった。
廊下のロッカー(シャレではない)からジャージの入った袋を出そうとしたけれど、入っているはずのそれがなかったのだ。
「忘れちゃったの?」
「んにゃ、昨日持ってきたはず…」
『教室?』
「…かなぁ?」
葵ちゃんとパペちゃんを廊下に待たせたまま、私は教室の自分の机まで戻って探してみる。
やっぱりない。
……………おかしい。
「どうしたの、灯歌ちゃん?」
「ん~、ジャージがないんだよ」
お昼休み。お昼ご飯を食べ終えて次の体育の授業の準備の為、更衣室へ行こうとした時だった。
廊下のロッカー(シャレではない)からジャージの入った袋を出そうとしたけれど、入っているはずのそれがなかったのだ。
「忘れちゃったの?」
「んにゃ、昨日持ってきたはず…」
『教室?』
「…かなぁ?」
葵ちゃんとパペちゃんを廊下に待たせたまま、私は教室の自分の机まで戻って探してみる。
やっぱりない。
……………おかしい。