つま先立ちの恋
「傍に居るつもりなら、それくらいの覚悟をしてみせろ。」



………―ああ。やっぱり。



私を包み込む腕に、ようやく確信する。



さっきエレベーターで私を包み込んでくれたのは、やっぱりこの腕だったんだと。



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