つま先立ちの恋
「え~結婚の前にすること? ん~、婚約とか? ほら、指輪も結婚指輪と婚約指輪とあるじゃない? 順番から言えば確かに婚約が成立してから結婚って感じだもんね」
そう語る葵ちゃんの目は真剣そのもの。ただし、机の上のドーナツ選びにだけど。
「よし、キミに決めた!」
ドーナツの箱の中身を大袈裟に指差しながら。
どれを食べるか、じゃんけんで決めることにした私たち。一番に勝った葵ちゃんは散々迷ってエンゼルクリームを取り出した。
『それもそうだけど、ボクは親への挨拶も必要だと思うよ。所謂、世間でいう所の…
”お嬢さんをボクにください!”
だね』
カエルくんが私の顔の真正面で語る。そして、二番手、パペちゃんが迷ず選んだのはチョコファッションだった。王道だね。
「そうか~、確かに結婚の前にすることっていろいろあるんだね」
そして、じゃんけんに負けた私に残されたのはポンデリングだった。食べやすいから好き。いただきます!
そう語る葵ちゃんの目は真剣そのもの。ただし、机の上のドーナツ選びにだけど。
「よし、キミに決めた!」
ドーナツの箱の中身を大袈裟に指差しながら。
どれを食べるか、じゃんけんで決めることにした私たち。一番に勝った葵ちゃんは散々迷ってエンゼルクリームを取り出した。
『それもそうだけど、ボクは親への挨拶も必要だと思うよ。所謂、世間でいう所の…
”お嬢さんをボクにください!”
だね』
カエルくんが私の顔の真正面で語る。そして、二番手、パペちゃんが迷ず選んだのはチョコファッションだった。王道だね。
「そうか~、確かに結婚の前にすることっていろいろあるんだね」
そして、じゃんけんに負けた私に残されたのはポンデリングだった。食べやすいから好き。いただきます!