ラスト・ラブ
彼氏
その日の夜、また美幸から電話があった。
『何回も、ごめんねー。さっきの男、覚えてるやろ?あいつが千奈チャンの番号、教えてって言うんだけどいいけ?』
悪い事は、ないけど全然、話してないし何か気まずい…と、そのまま美幸に伝えた。
『なら優一に教えるね!』
一方的に電話を切られてから、すぐに、その男であろう番号から着信があった。
『もしもし、こんばんは。電話して、ごめんねー。てか今から会える?話ししたいんだけど』
かなり積極的なんだけど…
何か女慣れしてるカンジ…
でも正直、気になる…
とりあえず会って話しだけでもしてみようかな…
私は会う約束をして近くの駅で待ち合わせた。
しばらくしてからバイクに乗った男が近づいてきた。
何を話そう…最初は何て言おう…
会うと決まってから、ずっと考えていたけど結局、決まらず下を向いていたら、
『ごめんね、いきなり。時間、大丈夫だった?』
『はい…』
てか大丈夫じゃないって言ったら帰るわけ?と思いながら話しは続いた。
『ねぇ、今、彼氏いんの?いないなら俺と付き合ってくれない?一目惚れしたから』
頭が真っ白になった。
初めて告白された。しかも初対面の人に。今まで、ない事。今まで体だけの関係しか出来なかった私を、どう変えてくれるのか、ちょっと試したくなった。
そして、その夜、生まれて初めての彼氏が出来た。
それから私達は毎日、一緒にいた。二人になれる場所を選んだ。
ただ、まだ高校生って事が1番の悩みだった。
夜は家を出て泊まりに行く口実を探した。何回も嘘をついた。そんな私の嘘を、母は、きっと見抜いていたはずだ。
でも何も言わなかった。
そんな母に感謝していた。
付き合った1ヶ月毎にプリクラを撮るのが楽しかった。今度は、どんな顔して撮ろうかな?とかキスしても良いかな?とか優一と付き合って色んな事が初めてだった。
バイクで2ケツした事、優一を親に紹介した事、優一の友達に会って俺の彼女って言われた事。
いつの間にか私の方が優一を好きになっていた。本当に愛していた。この人の為なら死ねるって思った。
この人と結婚して、この人の赤ちゃんが欲しいって思った。
お互いが必要としあってた
『何回も、ごめんねー。さっきの男、覚えてるやろ?あいつが千奈チャンの番号、教えてって言うんだけどいいけ?』
悪い事は、ないけど全然、話してないし何か気まずい…と、そのまま美幸に伝えた。
『なら優一に教えるね!』
一方的に電話を切られてから、すぐに、その男であろう番号から着信があった。
『もしもし、こんばんは。電話して、ごめんねー。てか今から会える?話ししたいんだけど』
かなり積極的なんだけど…
何か女慣れしてるカンジ…
でも正直、気になる…
とりあえず会って話しだけでもしてみようかな…
私は会う約束をして近くの駅で待ち合わせた。
しばらくしてからバイクに乗った男が近づいてきた。
何を話そう…最初は何て言おう…
会うと決まってから、ずっと考えていたけど結局、決まらず下を向いていたら、
『ごめんね、いきなり。時間、大丈夫だった?』
『はい…』
てか大丈夫じゃないって言ったら帰るわけ?と思いながら話しは続いた。
『ねぇ、今、彼氏いんの?いないなら俺と付き合ってくれない?一目惚れしたから』
頭が真っ白になった。
初めて告白された。しかも初対面の人に。今まで、ない事。今まで体だけの関係しか出来なかった私を、どう変えてくれるのか、ちょっと試したくなった。
そして、その夜、生まれて初めての彼氏が出来た。
それから私達は毎日、一緒にいた。二人になれる場所を選んだ。
ただ、まだ高校生って事が1番の悩みだった。
夜は家を出て泊まりに行く口実を探した。何回も嘘をついた。そんな私の嘘を、母は、きっと見抜いていたはずだ。
でも何も言わなかった。
そんな母に感謝していた。
付き合った1ヶ月毎にプリクラを撮るのが楽しかった。今度は、どんな顔して撮ろうかな?とかキスしても良いかな?とか優一と付き合って色んな事が初めてだった。
バイクで2ケツした事、優一を親に紹介した事、優一の友達に会って俺の彼女って言われた事。
いつの間にか私の方が優一を好きになっていた。本当に愛していた。この人の為なら死ねるって思った。
この人と結婚して、この人の赤ちゃんが欲しいって思った。
お互いが必要としあってた