俺の事だけ考えて

凜花は俺の胸に、ピッタリと顔を着けて来て。



…凜花…


俺…馬鹿だよな……



本当は毎日触りたくて、仕方ないのに……


わざと遠ざけて…


凜花にウザイって言われたって、いいじゃん……


俺、凜花依存症だもん。

好きなんだし……



「ばーか。俺は凜花に触りたくて仕方ねぇの!
お前にウザイって思われたくなくて、我慢してたんだ」



ゆっくり顔を上げる凜花。


ばーか。泣きそうな顔して……

そんな凜花にキスをした。


凜花に触れたい……


…凜花の全部に触れたい…


「凜花に触りたい…」


耳元で言うと。



真っ赤になった凜花が。


「……私…も触って…欲しい…」



って……



…か、可愛い……




俺、ウザイって言われ様が、関係ねぇ……



凜花に甘いキスをすると、奥の部屋へ入れ、扉を閉めた。




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