俺の事だけ考えて


学校から10分程のマンションに1人暮らしの俺。



玄関を開けて、扉が閉まると同時に凜花を抱きしめる。


そして……甘いキス…



……ん……っ……



凜花が甘く漏らす吐息に、俺は…それだけで溶けて行く……



…あは…どんだけ凜花なんだ俺……




いつから、こんなに激甘になったんだ……


自分でもビビる……



俺の腕の中で、気持ちよさそうに眠る、凜花の頭を優しく撫でる。



目を覚ました凜花にまた…


……キス……









の、はずだった……


「…ボフッ…」



凜花のヤツ…顔の間に枕挟みやがって……



「…陵弥ってば、キスだけじゃ終わんないからやだ!!」


って……




俺の腕からスルリと抜けて、ベーッって。




ったく……



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