<短編>今、君に会いに行くよ。
『よく聞いて。遥は……



幸せそうな顔だったわ。



その顔が唇が赤いままが良かったのにね。」





おばさんは遠まわしに言ってくれた。





そう。遥が





〝死んでしまった〟




という事を。




俺は、あまり人前では泣きたくなかったが






こんな時にプライドを持っていても仕方がない。






あんなに愛しくて、、、




あんなに大切な遥を失ってしまったから。





もう、、俺は生きている意味がない。





そう思った。










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