姉弟道
キッチンに戻ったリコ姉ちゃんと入れ違いになるように、今度はアズにぃがリビングに顔を出した。

そして、こう言った。

「大丈夫です、リコは照れてるだけですから」

アズにぃはそう言うと、キッチンへと戻って行った。

こちらもお料理中にご苦労様です。

と言うか、リビングに顔を出して言いにくるほどでもない。

それよりも、アズにぃもだいぶまともになったじゃねーかよ。

いや、成長したな。

俺はまだギャーギャーと騒いでいるリコ姉ちゃんとアズにぃを見ながら思った。

と言うか、飯はまだか?

*゚。桃護Side。゚*END
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