姉弟道
学校でのリコ姉ちゃんは、いつもクールである。
俺やアズにぃの前で見せる人懐っこい笑顔も、学校ではポーカーフェイスを保っている。
いつもムスッとしていて、人前では全くと言っていいほどに笑顔を見せない。
その表情と髪のせいで、周りからは“ヤンキー”呼ばわりである。
…でもリコ姉ちゃんはヤンキーでも何でもないんだけど。
むしろ、今の今まで道を外さずに生きてきた超ものすごいまじめ人間である。
頭の回転は恐ろしいくらいに早いから成績は最初から数えた方が早い。
「おい!」
アズにぃが呼んだ。
「何だ、あーちゃんいたの?」
アズにぃを見たとたん、たった今気づいたと言うようにリコ姉ちゃんが言った。
俺やアズにぃの前で見せる人懐っこい笑顔も、学校ではポーカーフェイスを保っている。
いつもムスッとしていて、人前では全くと言っていいほどに笑顔を見せない。
その表情と髪のせいで、周りからは“ヤンキー”呼ばわりである。
…でもリコ姉ちゃんはヤンキーでも何でもないんだけど。
むしろ、今の今まで道を外さずに生きてきた超ものすごいまじめ人間である。
頭の回転は恐ろしいくらいに早いから成績は最初から数えた方が早い。
「おい!」
アズにぃが呼んだ。
「何だ、あーちゃんいたの?」
アズにぃを見たとたん、たった今気づいたと言うようにリコ姉ちゃんが言った。