~天使はふたたび舞い降りる~
物心ついてから
私はいつも邪魔者だった。

悪魔は頻繁に女を変えた。
そして狭い家の中で
私に見せ付けるように
女を抱く・・・・


嫌悪感で泣いた・・・・
気持ちが悪くて
吐きそうになった。

男と女の汚い行為だと
いつしか
何も感じなくなった。


悪魔はその行為の時
気づかず眠っている
私が気づくように
直前にたたき起こす。


私は必死で聞きたくないと
もがく姿を見て
喜んでいた。


女にあきてくると
暴力になった。
いつとばっちりがくるかと
私は震えて生きてきた・・・・


そのうち
また新しい女がやってくる
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