~天使はふたたび舞い降りる~
悪魔が牙をむいたのは
高校3年になったとき・・・・


学校から帰ると
机の引き出しが全部
開けられていた。


そこに落ちていたのは


写真が破られていた。
コピーも全て・・・・


私は逆上した。


居間に飛び込むと
悪魔が女に肩をもませていた。

「なんでこんなことしたの?」

「・・・コソコソやってるからだ。」


悪魔は女を家から出した。
その時点では
私はまだ、自分にこれから起きることを
知らずにいた。



悪魔がニヤニヤしながら
戻ってきた。


「ひどい。大事にしてたのに」
情けなくて涙が落ちた。

「鬼!!悪魔!!おまえみたいなやつ
死ねばいい。」


そういい終えたと同時に
頬にパンチが入って
続けざまに
みぞおちに・・・・


私は容赦ない攻撃にうずくまった。




悪魔は私の手を乱暴にひき
布団の上に転がした。



そして・・・・
抵抗するたびに
殴られ
口から鼻から流れる
生臭い血・・・・・・



  あぶない・・・・?
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