~天使はふたたび舞い降りる~
朝の気配に目をさました。

腕の中で
すがるように眠る奈楠が
愛しかった。

しばらく見ていたら
奈楠が目をさました。

「おはよう。」
恥ずかしそうな奈楠


「おはよ」

「いびきかいてた?」

「すごくて寝れなかった。」

「うっそ~~~~」

奈楠が俺の胸に顔をうずめた。

「今日は学校休むだろ?
電話しておくからな。
俺は早出だから、夕飯はなんか買って来る。
後は大丈夫か?」

「うん」

俺は体を起こそうとした。

「このままでいて・・・・」
奈楠がすがった。


これが他の女なら
迷わず襲う所だけど


「ばーか!!
もう一緒にねないぞ。
おまえ寝相悪いから~」
わざとに大声で笑った。

「や~~~ほんとに???」


「うそだよ。」

俺は飛び起きた。

これ以上いたら
間違いを起こしそうで怖くなった。
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