~天使はふたたび舞い降りる~
通勤途中、四季に電話した。

やけどと休むことを
話した。
先生と保護者・・・・・


「あのね・・・・
せっかく選んでもらったんだけど
ネクタイ・・・・
彼から
忙しくなったみたいで
また次の機会に・・・・
って言われちゃった。」


「そっか~」


「その時こそ
彼に渡すわ~」


「うん、頑張って~」

沈んだ声
四季は俺より年上だけど
なんだか頼りない
ほっとけない女だと思う。

「また、飲みに行こう」


「つきあってくれる?」


「もちろん。
また電話するよ。
ネクタイの彼を落とす方法でも
作戦たてよう」


「うん・・・
いつ会える事やら・・・・・
みんなの都合がつくなんて
めったにないし」


「なんで二人で会えないの?」


「いやよ~緊張するもん。
お酒飲みすぎてもっとはじけたら
大変だから」


「四季なら
そのまま居酒屋のいすに
押し倒すな~」


「そうでしょう?
軽蔑されたら生きていけないもん。」


  可愛いやつ

俺の心には四季という花が
つぼみをもって住みだしている。
この癒される感覚・・・・
歩来と一緒・・・・
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