~天使はふたたび舞い降りる~
「俺おまえ大事に送り出すから
今までできなかったこと
していいからな。
そしていい恋愛して俺のとこから
出て行けよ。」



「いや出て行かないもん。」

さらに奈楠が強く
抱きついた。


「じゃ、俺の奥さんに
お願いしないと~
小姑いますけど?ってさ~」



「小姑~?」


「そうだよ。可愛い小姑~」



「・・・・・・・」

「ん?なんか言ったか?」

「・・・・・・・」


「え?何?」


「なんでもないよ~」


奈楠は急に俺から離れた。


「おやすみなさい~」
ドアのとこで振り返った。


「おう!明日寝坊するなよ。」


「は~い」

走って奈楠は部屋のドアをしめた。

背中に奈楠のぬくもりを感じた。
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