~天使はふたたび舞い降りる~
雷雨
四季と食事の約束をした。

俺がついた時はもう四季は
席についていた。

「久しぶり~」

「ごめんね。呼び出して~」

「いいよ、顔みたいって思ってたから。」

「ほんと?
うれしいわ~」

「今度は何年生?」

「1年生よ。」

「酒飲むか?」

「飲みたいね~~~~」

四季がメニュー表を見た。



「飲み放題だな~」


学校の生徒の話や
バカ親の愚痴


毎日のストレスを肴に
四季のペースは早まる。


「大丈夫か~?」


「全然~私ゲロしないで
有名だから~」



相変わらずの四季は楽しかった。

「一緒にいると
つらいこと忘れるな~」


「よく言われる
だからってずっと一緒にいようって
言ってはくれないんだけどね~
かんぱ~~~い!!」


ビールを飲み干す。


  かなわねーな~
< 143 / 426 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop