~天使はふたたび舞い降りる~
繁華街のはずれの
老舗ホテルの脇道に
四季は立っていた。


俺の車には気づかず
泣きじゃくっている。


  ふられたのか?


人目はばからずに大泣きしている。


歩行者が振り返る・・・・


車を横につけた。

助手席の窓を降ろした。

「四季!!」

「ヨッシ~~~~ィィィ」


顔がグチャグチャだった。


俺は助手席のドアを開けた。

四季は泣きながら
助手席に座った。


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