~天使はふたたび舞い降りる~
四季は俺を見つけると
胸の中に飛び込んできた。

「どうした?」

「卒業したよ・・・・
やっと・・・・・」


俺は柔らかい髪の毛
弄ぶように
四季の髪の毛を撫ぜた。



「ヨッシーがいなかったら
私ずっとひきずっていたわ。
彼には愛してる人がいるから・・・
大丈夫よね?」


俺は女の子を見た。


女の子も俺を見た・・・・・

奈楠より若い・・・・
高校生・・・・?


四季がいってた
不倫相手?





女の子が近づいてきた・・・・


四季が顔をあげた。



「あ・・・あなた・・・」


「おねえさん・・・・・?」



「あ、あのとき私の愚痴を聞いてくれた・・・?」



「お姉さんが話してくれたのは
ユウくんのことなの?」


「優の愛してる人って
あなたなのね!!」


四季は女の子を抱きしめた。
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