~天使はふたたび舞い降りる~
「お疲れ様~」

店はしばしの休憩になる。

今日は、飲みたい気分だった。


いろんなことがあった。
奈楠に会う事は予定には
なかったけど。


  飲みに行こうか


店を出たら雪はやんでいた。


  今頃
  あいつらなにしてるかな
  幸せに酔いしれてるんだろう


まっすぐ家に帰る気分でも
なかった。


その時、携帯が鳴った。


「もしもし」


「おつかれさま」


「え?誰?」


「後ろ見て。」


俺は携帯を耳にあてたまま
後ろを振り返った。





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