~天使はふたたび舞い降りる~
視線の先に
真っ白い帽子とコートの
女性が立っていた。


「私・・・」


「誰?」


「うふふ・・・・」


俺は近づいていった。
雪明りが反射していた・・・


「歩・・・・来?」


俺は幻を見てるのか?
あのクリスマスの日と
同じ
真っ白なコートを着た
歩来が立っている



俺は走り出した。
そして反対方向に走り出した
白いコートの袖を掴んだ。


そして俺は
おもいっきり抱きしめた。


「夢なら覚めるな。」と・・・・
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