~天使はふたたび舞い降りる~
降り積もる雪
朝、目覚めると
奈楠が俺を見つめていた。


「おはよう。」
奈楠が恥ずかしそうに
慌てて胸に顔を埋めた。


「おはよう。
もしかして俺を見てた?」


「見てた・・・」



「恥ずかしいな~」

                                       


「なんの夢みてたの?」




「おぼえてないな~」



「私の夢、今度見てね。」



「ん?」



「すご~く幸せな夢~」




「奈楠が食べ過ぎて
すっごくぽっちゃりした夢か?」



「それでもいいや~」

奈楠は俺の胸にしがみついた。
< 308 / 426 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop