~天使はふたたび舞い降りる~
「それに、こんな時間だよ。
家に帰らないと
着替えてきたんだろ?
高校生なんだから~」


「いない方がいいんだもん。
居場所なんてないし。」


「送ってくから。
家どこ?」


「お願いがあるの。
昔、家族だったんでしょ?
私たち・・・・」


「そうだよ、2年だけ・・・」


「あなたの家に住まわせてほしい。
バイトもするし
ご飯も洗濯もする・・・
居場所がほしいの。」


俺は面食らって
一瞬気が遠くなった。



「ちょっと待ってくれよ。
突然言われたって
困るんだけど・・・・・」


「おねがい・・・・・」
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