~天使はふたたび舞い降りる~
誰もいない部屋に戻った。


真っ暗の部屋が
俺の心を凍らせた。


あたりまえにいるはずの
奈楠は・・・・
もうここにはいない・・・・




幸せになってるなら
あきらめもつく


しかし奈楠は
きっと俺を思って泣いているだろう

 助けて芳樹・・・・
 私を見つけて・・・・


そう思っているだろう。
胸がつぶされそうだ。


何を躊躇していた?
妹という壁を越えられず
それとも心の隅に
四季がいるからか?


離れて失って
俺は奈楠を愛してることを
痛感した・・・・・・


あの

  抱いてほしい


そう懇願した奈楠は
きっと必死だったに違いない・・・・
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