～天使はふたたび舞い降りる～

林の卑怯なやり方も


私が芳樹から
離れなければいけない
きっかけを作ってくれた。



芳樹への愛は
心に生きている・・・・



そして
私がいなくなったことで


芳樹の間違ってしまった
人生を
修正できるに違いない。




愛する者同士が
結ばれるのが
最高の生き方・・・・



亜恋と彼が困難を乗り越えて
今一緒にいるように





愛しているから
去るのが


私の芳樹への愛だから・・・・



この街で芳樹を思いながら
生きていく


命の期限が
終わる日まで・・・・


芳樹の幸せを願いながら

悪魔に支配される夜を
耐えて暮らす・・・・


奈楠は死にました・・・・
私は、有紗・・・・
母の名前で悪魔が呼んでも
違うとは言えないから・・・


あいつは母を愛している
屈折した愛は
私の運命を支配していくのか・・・・



雪が降れば
この街に雪が降れば


何かが変わるだろうか・・・・・