~天使はふたたび舞い降りる~
分身を宿してから
体調が悪くなってきた。
治療する金も
保険証もない
私の持病はきっと
悪くなっている。
でも
こんな人生どうなろうが
解放されるなら
もっともっと
悪化してほしいと思った。
この分身を産む前には
命が終わってほしいと…
冬が近づいてきたころ
「明日、戻るぞ。」
林が言った。
「どこに?」
「札幌さ~
そろそろここも危ないし
金も思ったように出てこない
あっちいけば、
じいさんもお前の兄さんもいるからよ。
兄さんなら
おまえのためなら
何ぼでも出すだろうし。」
「悪魔!!!」
私は毛布を叩きつけた。
「イテ・・・
なにすんだ!!てめー!!!」
林に思いっきり張り飛ばされた。
そしておさえていた
暴力が止まらないのか
私の腹以外を狙い
痛めつける。
気がすめばまた私を抱いた。
今度は壊れ者を扱うかのような
ゆっくりとした
行為に反吐が出た。
「大事にしなきゃな~
おまえは俺の子供がいるんだから~
にいさん、さぞ驚くだろーな~」
悔しくて涙が出た。
札幌には絶対行きたくない・・・
芳樹にだけは
絶対会いたくない・・・・
悪魔のうめき声が地を這い
そして果てた・・・・
体調が悪くなってきた。
治療する金も
保険証もない
私の持病はきっと
悪くなっている。
でも
こんな人生どうなろうが
解放されるなら
もっともっと
悪化してほしいと思った。
この分身を産む前には
命が終わってほしいと…
冬が近づいてきたころ
「明日、戻るぞ。」
林が言った。
「どこに?」
「札幌さ~
そろそろここも危ないし
金も思ったように出てこない
あっちいけば、
じいさんもお前の兄さんもいるからよ。
兄さんなら
おまえのためなら
何ぼでも出すだろうし。」
「悪魔!!!」
私は毛布を叩きつけた。
「イテ・・・
なにすんだ!!てめー!!!」
林に思いっきり張り飛ばされた。
そしておさえていた
暴力が止まらないのか
私の腹以外を狙い
痛めつける。
気がすめばまた私を抱いた。
今度は壊れ者を扱うかのような
ゆっくりとした
行為に反吐が出た。
「大事にしなきゃな~
おまえは俺の子供がいるんだから~
にいさん、さぞ驚くだろーな~」
悔しくて涙が出た。
札幌には絶対行きたくない・・・
芳樹にだけは
絶対会いたくない・・・・
悪魔のうめき声が地を這い
そして果てた・・・・