~天使はふたたび舞い降りる~
おじさんの言葉は今は
考えないでおこう・・・


俺は家について
久々に酒を飲んだ。


うれしかった。
奈楠の笑顔が……


思ったより
奈楠は大丈夫だって……


かなり飲んで
俺はそのまま眠ってしまった。


眠りを切り裂く
電話のベル音を
夢の中で聞いている


ふと我に返り
起き上がると
ベル音が鳴り響いている


「頭いて~~~」


暗闇で受話器を探す。


受話器をとったとき
電話が切れた。


「なんだよ、間違いか?」


そのまま一度トイレに行って
戻ってきたとき
また電話が鳴り響いた。





「もしもし・・・・・」


俺は少し冷静になって
受話器を取った。
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