~天使はふたたび舞い降りる~
「なんなの?
弟の奥さんに恋してるんだ?」

「違うし~」


  まずい・・・・

「勝手に入ってくるなよ」

「気持ち悪い
弟の奥さんって
ドロドロじゃん~
そんな目で見てるんだ。」


「おまえそれ以上言うなよ。
人の心に土足で踏み込むな。」

的をつかれて
俺もカッときた。


「大人気ない
痛いとこつかれて
マジギレですか~」


奈楠が部屋を出て行った。



頭にきて
だけど平静を保とうと
必死だった。


俺は呼吸を整えた。



「あーめんどくせー」
自由だった頃に戻りたくなった。
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