~天使はふたたび舞い降りる~
ひろって
俺は驚いた。


俺が満面の笑みで
奈楠を抱いてる俺


奈楠も得意の
いーかおして笑ってる。


心がほのぼのしてきた。

新しい家族
俺の妹


孤独だった俺のそばで
俺をしあわせにしてくれた
小さい天使

奈楠と暮らした
2年間
奈楠の父親の暴力は
苦しかったけれど
奈楠の存在が
すべてを幸せに変えてくれた。


奈楠は
俺の天使だった。
あの柔らかい感触
ミルクの匂い


何かができる
一番最初に見たかった。
つかまり立ち
一歩踏み出す瞬間・・・・・


俺にとって
奈楠は生きてる全てだった。
< 58 / 426 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop