～天使はふたたび舞い降りる～

心の傷

奈楠の学校から電話がきて
担任と会うことになった。

会議から直帰で学校に
向かった。

今一度、ネクタイを締め直す。


朝スーツ選びに時間がかかった
保護者として
しっかりとした
服装をしなくては・・・


女子社員には
「サブチーフ、今日は地味～」

「おじんくさいね～」
パートのお姉さまたちから
ブーイングを受けた。


「妹の学校に呼ばれて・・・」
経験者のパートのお姉さま達から
いろんな情報を
頭にいれて気負って来た。


すれ違う生徒は
振り向くので
やっぱり保護者といっても
若いからおかしいんだな
そう思った。

今日のことは
奈楠には話してなかった。
てゆーか
話す暇がなかった。

ここであったら
驚くだろうな～

と思いながら・・・・