~天使はふたたび舞い降りる~
「プレゼントですか?」
  しかし・・・彼氏か?

「ええ・・・
ネクタイも難しいですね。」

「ご相談にのりますよ。
私の得意分野です。」


「お願いします。」
担任はほっとした顔で笑った。


「送られる方の年齢は?」


「28歳です。」

俺は選ぶためのリサーチをした。



背は175センチ
筋肉質のスポーツマン

そして片想い・・・・


少々複雑だったが
紫系のネクタイを選んだ。


「ありがとう。
うれしい~プロが選んでくれたから
きっと喜びます。」



担任は少女のような笑顔で
喜んだ。



「お兄さん、お礼に
これから食事でもいかがですか?」


「お礼なんて・・・
私の仕事ですから。
でも食事は喜んで。」


担任は
「よかった~」と笑顔で言った。


6時に札幌駅で待ち合わせして
その場は別れた。
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