ラブ・ユー
しーんとした図書室には、委員の人でさえ見当たらなかった。
「たかせさんですか?」
後ろから聞こえた声の主は…
女子ではなかった。
「あ!はい。手紙の…?」
かっこいい系の人だと思う。
「うん。俺、図書委員だから…ここに来てもらったんだ」
へぇ!図書委員っぽい顔じゃないのに!みんなにも以外に思われてるんだろうな…。笑
「えっと…」
「あ…質問があるんだ。」
「あー…何?」
「梶木と付き合うことにしたって本当?」
「え?あーうん。」
「…そっか……驚いたよ。高瀬さん、あんなに冷たくしてたから。」
………っていうかこの人誰??
そんな噂まで流れてるわけ!?
「詳しいね?」
嫌味っぽくいったら
「見てたからね」
「………は!??」
「好きなんだ!あいつより…俺にしない?」