ラブ・ユー
あたしが和田から逃げて以来奴はこなくなった。
前は毎日でも会っていた気がするんだけど……
そう思っていたのに、来た……
なんだよ;;
「高瀬、話があるんだ!」
でも今日は、いつもと違って真剣そうな顔をしていた
「何だよっ!」
っていう亮の声を遮って
「うん、何?」
優しく私は答えた
それが、誠意だと思ったから。
それが、今日の和田に対する1番の姿勢だと思ったから。
「え、真美?」
「今日は…いつもと違う気がする。心配しないで」
亮が素直に頷くと和田が言った。
「来て……?」
あたしも静かに頷いて和田の後を追った。