東京エトランゼ~通りすがりの恋物語~
「なによっ……まだコーヒー残ってるのっ?」
イライラしまくりのあたし。
「じゃなくて…」
いきなりあたしの鼻の頭をチョンと人差し指でなでる彼。
「なにすんのよっ」
「鼻の頭に生クリームが付いてんぞ♪」
そう言って微笑むと、クリームが付いた人差し指をペロッと舐めるアシくん。
「…!?」
次の瞬間、カァーッと顔じゅうが熱くなるのを感じたあたしは、慌ててバッグの中からコンパクトを取り出した。
鏡の中のあたしはあまりの恥ずかしさに、まるで北国の田舎の子供みたいにほっぺたを真っ赤にしていたし、その赤い色と対照的なcontrast(コントラスト)で、純白の生クリームがクチの回りにもベッタリ付いていた。
「お前、コドモみたいだな♪」
そう言って微笑む彼。
だけど別にバカにして笑っているようなカンジじゃなくて、むしろ微笑ましい光景として、暖かいまなざしで見ていてくれているみたいなカンジだった。
イライラしまくりのあたし。
「じゃなくて…」
いきなりあたしの鼻の頭をチョンと人差し指でなでる彼。
「なにすんのよっ」
「鼻の頭に生クリームが付いてんぞ♪」
そう言って微笑むと、クリームが付いた人差し指をペロッと舐めるアシくん。
「…!?」
次の瞬間、カァーッと顔じゅうが熱くなるのを感じたあたしは、慌ててバッグの中からコンパクトを取り出した。
鏡の中のあたしはあまりの恥ずかしさに、まるで北国の田舎の子供みたいにほっぺたを真っ赤にしていたし、その赤い色と対照的なcontrast(コントラスト)で、純白の生クリームがクチの回りにもベッタリ付いていた。
「お前、コドモみたいだな♪」
そう言って微笑む彼。
だけど別にバカにして笑っているようなカンジじゃなくて、むしろ微笑ましい光景として、暖かいまなざしで見ていてくれているみたいなカンジだった。