東京エトランゼ~通りすがりの恋物語~
× × ×
PM9:18――
アシくんのなじみの焼き肉屋さんに行くために、あたしたちはJR渋谷駅にいた。
彼が売り場で二人ぶんのキップを買っているあいだに、あたしはマッキーのラジオのホームページにメールを送信した。
「ホラ、買ってきたぞ」
2枚のキップを手に、あたしのところに戻ってくる彼。
「いちおメール送っといたから」
あくまで“別にどーでもいいんけどどね…”ってnuance(ニュアンス)で彼に伝えた。
「えっ、もう!? 早ぇーなっ」
「女子高生のケータイ早打ちテクを甘くみないでちょーだい♪」
自慢げに満面の笑みを浮かべるあたし。
「さすがは女子高生♪ そんじゃ、ホームに急ぎますか」
「うん」
だけど、タイミング悪く目の前で“プシュ~”っと、山手線の扉が閉まってしまい、電車に出て行かれてしまう。
PM9:18――
アシくんのなじみの焼き肉屋さんに行くために、あたしたちはJR渋谷駅にいた。
彼が売り場で二人ぶんのキップを買っているあいだに、あたしはマッキーのラジオのホームページにメールを送信した。
「ホラ、買ってきたぞ」
2枚のキップを手に、あたしのところに戻ってくる彼。
「いちおメール送っといたから」
あくまで“別にどーでもいいんけどどね…”ってnuance(ニュアンス)で彼に伝えた。
「えっ、もう!? 早ぇーなっ」
「女子高生のケータイ早打ちテクを甘くみないでちょーだい♪」
自慢げに満面の笑みを浮かべるあたし。
「さすがは女子高生♪ そんじゃ、ホームに急ぎますか」
「うん」
だけど、タイミング悪く目の前で“プシュ~”っと、山手線の扉が閉まってしまい、電車に出て行かれてしまう。