大人のなり方
K女学院の裏門からでて、15分ほど歩くと、

K大の裏門につく。

K大の裏門をはいると、左手にずっと続くグラウンド。



グラウンドでは、ちょうど野球部が練習をしているようだった。


「だれか、いてるかな?」

「どうだろ。昨日のメンバー、
みんな野球部だったよね。」


「よくみえないな、高等部とかもあるし、違うかもね。」



そんな会話をしながら、二人は校舎にむかい、歩いていく。


まどかは、興味のないふりをするのに必死だった。


本当は、体全部が、グラウンドに集中していた。


探している人は、ただ一人。
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