日直当番
「神崎さん」
「ん?」
「まだ黒板が真っ白です。ちゃんと消してください」
「いや、だって次の時間も使うからどうせ汚くなるでしょ」
と言いつつ進藤くんが消したところを見ると、未使用の黒板のごとくピカピカにきれいになっていた。
私の消したところといえば……。
しぶしぶ黒板消しを手に取って黒板を消そうとするとまた進藤くんは口をはさむ。
「そんな真っ白な黒板消しでは何度消しても意味がありません。クリーナーできれいにしてから消してください」
「はあ…」
私は生返事をしてクリーナーに手をかけた。
いちいち注文の多い男だ。
なんだかやるせない気分になってくる。
なんなんだ進藤くん…と思いつつも、黒板消しに力を込めた。
「ん?」
「まだ黒板が真っ白です。ちゃんと消してください」
「いや、だって次の時間も使うからどうせ汚くなるでしょ」
と言いつつ進藤くんが消したところを見ると、未使用の黒板のごとくピカピカにきれいになっていた。
私の消したところといえば……。
しぶしぶ黒板消しを手に取って黒板を消そうとするとまた進藤くんは口をはさむ。
「そんな真っ白な黒板消しでは何度消しても意味がありません。クリーナーできれいにしてから消してください」
「はあ…」
私は生返事をしてクリーナーに手をかけた。
いちいち注文の多い男だ。
なんだかやるせない気分になってくる。
なんなんだ進藤くん…と思いつつも、黒板消しに力を込めた。