日直当番
姿勢を正して真っ直ぐ正面を見た。




……うぅ、ヤバい、まぶたにおもりが乗っかってる。



少しだけ目をつむろう。



少しだけ…………。




さっき進藤くんの肩に寄り掛かったときに少し間が狭まったのか、呼吸をする度に肩が触れ合
う。



なんとなく進藤くんの呼吸のリズムに自分の呼吸を重ねてみた。



だんだんと心地良くなってくる。




ゆっくりと時間が流れていく。




私の意識は吐息に紛れて消えていった。





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