日直当番
「僕は誰彼構わず手を出すような男ではありません。僕がそんな野蛮な男に見えますか?
第一あなたのような女性に下心も何も…」


進藤くんは腰に手を当てて濡れた髪をかき上げた。


ムカッ


腹立つ態度。


「ちょっと私みたいな女がなんだっていうのよ!じゃぁ敢えて訊くけどさぁ、この前のあんたの仕返しは一体何だったの!?」


あーコワいこと訊いちゃったかも…。


「仕返し?ああ。別にあれはただの仕返しです。暴力でやり返すのは性に合わないので精神的に追いやってやろうと」


「はぁあ!?もっと別なやり方があんでしょ!?私の乙女心を弄んだのね……」


両手で顔を覆って泣きマネをしてみる。


泣き落としだコノヤロ-。







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